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2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
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二十ヶ月も妊娠し続けている妊婦。
その噂に興味を持った三文文士・関口は、知己の古書店主・京極堂に相談を持ちかける。
その事がきっかけで、ある一族の忌まわしい秘密が明るみに出るのだった……。

京極夏彦の同名小説の映画化。
唯一、私が読んだ事のある京極作品。
私は勝手にもっと渋い話を期待していたせいか、文体と登場人物の軽さに肩すかしを食らい、あまり乗れなかった記憶がある。
この作品の話をしているときに記憶がどうとか言うと話が脱線しそうになるので別の言葉で言い直すと、イマイチだった。と言う事だ。
……と言う事なので、作者や原作のファンではない者の視点で感想を語らせて頂く。

非常に馬鹿馬鹿しお話である。
この馬鹿馬鹿しいというのは、決して貶している訳ではない。
馬鹿馬鹿しい事を堂々とやってしまう荒技は嫌いじゃない。
その馬鹿馬鹿しいトリックをただの馬鹿に見せない実相寺監督の演出も相変わらず魅力的である。

しかし、この物語自体、主人公・関口が馬鹿である事が前提の話であるので、観ている内に、物語の構成上の都合で馬鹿に設定された主人公と、主人公が馬鹿であるが故に回り道をさせられる物語に付き合わされている感が強くなり、興味が持続しないのだ。
勿論、原作を読んでしまっているから余計にそう感じたのかも知れないが。

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世界各所に宇宙人の殺人マシーンが出現し大量虐殺を始め、主人公は子供達と逃げまどう。
ストーリーは簡単に言えばこれだけ。

破壊シーンの迫力、殺人マシーンの程良い巨大感と禍々しい美しさ。
大量の人の死を描き出す視線の非情さ。
非常に魅力的なビジュアルが次々と展開し、映像の迫力は申し分ない。
この辺り、さすがスピルバーグと唸らされる。

賛否両論のストーリーも私は非常に楽しめた。
これは、子供にあまり信頼されていないダメな父親が、絶望的な非常事態に、ただひたすら子供を守ろうとする姿を描いたストーリーだ。
だから、主人公である父親は子供を守るためなら、自己中心的にもなるしモラルに反する行動もとる。
そこを読み取れないで主人公にヒロイックな面を求めてしまうと、「ただ逃げまどってるだけ」とか「助けてくれた人にあんなことをするなんて酷い」とか言う勘違いした批評が出てくるのだ。
個人的には、ひたすら子供を守ろうとする姿は充分ヒロイックだと思ったが。

今まで、スピルバーグはごく初期の作品を除いてあまり好みに合わないと感じていたが、この作品には満足できた。

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清純やりたい放題(笑)。
浦沢の元の脚本はもっと面白そうだけど、清純は面白くしようなんて事はあまり考えて無さそうなので、こういうものだと受け取るしかないか。
チャン・ツィイーも可愛いが薬師丸ひろ子も相変わらず可愛い。
高橋元太郎は良い声だなぁ。

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深作欣二は本当に打率が高い。
忠臣蔵についてはあまり詳しくないので他の作品と比べてのこの作品の独自性を云々する事は出来ないが、140分全くダレることなく面白く見る事が出来た。
監督お得意の群衆シーンには、やはりワクワクさせられる。

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良い。
ジム・キャリーの自然な演技を初めて見た気がする。
最初、ジム・キャリーだと気が付かなかったくらいだ。
プロットも良い。
役者も良い。
キルスティン・ダンストが珍しく可愛く見えた(笑)。

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