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2025/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
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2003年製作、マーク・ウォールバーグ主演のリメイク版。

教科書通りのハリウッド映画。
主人公側は少人数にして性格を描き分け、それぞれ何かのプロフェッショナルという役割を与えることで個性は出たが、それが魅力に繋がっていない。

復讐という個人的動機まで用意したのは、物語に深みを与えるための配慮だろうが、必要以上にウェットな心情描写が増えてしまい、テンポや爽快感が殺がれてしまっている。

序盤で、トレーラーや大型車との対比でミニの小ささを強調しているのは非常に良い感じだったが、肝心のクライマックスで小ささを生かしたカーアクションがあまり見られず残念。

主人公は手を汚さず、別の悪がラスボスに止めを刺すという展開にするための伏線の張り方は、本筋から浮いていて中途半端。

オリジナル版は雰囲気は良いが詰めの甘い映画だったが、このリメイク版は現代的にこねくり回してある割に面白味に欠ける映画だった。
要するに、オリジナル版はいかにもな昔のイギリス映画って感じで、リメイク版はいかにもなハリウッド映画って感じだったという訳で。

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1969年製作、マイケル・ケイン主演のオリジナル版。
おしゃれなファッション、軽妙なクインシー・ジョーンズの音楽、マイケル・ケインとノエル・カワードの存在感。雰囲気はかなり良いのに、脚本に粗が多く、演出も凡庸。
キャラクターとして存在感があるのは、ノエル・カワードのブリッジャーとピーチ教授ぐらいで、他のキャラクターは全くキャラが立っていない。
敵であるはずのイタリアンマフィアも、主人公達の車を壊して脅しはするが、結局それ以上の妨害はしないので何のために出てきたのか分からない。
まるで、パチパチパンチで「どや、怖いやろ」と凄んでみせる島木譲二の様だ。
主人公側の計画も杜撰で、ピンチを切り抜けてもイタリア警察が馬鹿なだけにしか見えない。
しかし、本来の主役であるミニクーパーのアクションシーンは楽しめる。
素晴らしい出来だとは言えないが、充分面白くは描けている。

因みに、DVDに収録されている吹き替え版は、マイケル・ケインが広川太一郎。
その他、小原乃梨子・雨森雅司・小林清志・家弓家正と言った素晴らしいボイスキャストで、字幕で見るより数倍楽しそう。
こっちで見れば良かった。

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シャーロキアンで無くても分かる程度のホームズネタが散りばめられ、なかなか楽しめる。

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今まで観たコナン映画の中でワースト作品。
前半の推理部分と後半の航空パニック風展開が完全に分離している。
そして、もともと分離している物を無理矢理繋げようと脚本をいじってさらに強引な展開になってしまっている。

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ウェルメイドなラブコメ。
ティファニー借り切ったプロポーズにはワロタ。
フレッド・ウォードを久しぶりに見たが、やっぱり良い。
もっと見たいぞ、フレッド・ウォード。

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