忍者ブログ
2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R
[206] [204] [203] [202] [201] [200] [199] [198] [197] [196] [195]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

一匹狼の宇宙海賊コブラ。
謎の三姉妹の秘密を巡って、海賊ギルドとの戦いが始まる……。

説明不要な寺沢武一原作のコミックの劇場アニメ化。
ちゃんと見たのは今回が初めてなのだが、予想以上に面白かった。

原作のエピソードを使いながら、全くオリジナルのストーリーに上手く纏めてあって最後まで飽きさせない。
映像的にも原作のイメージを更に膨らませる工夫が見られ非常に魅力的だ。

そして、主人公コブラを演じた松崎しげるの声が非常に良かった。
穿った見方をされる方がおられるといけないので最初に言っておくが、これは皮肉でも何でもなく本当に良かったのだ。
コブラの声と言えば、後のテレビ版「スペースコブラ」での野沢那智を思い浮かべられる方も多いと思うが、個人的には野沢コブラは余り好きじゃない。
シリアスな二枚目(アラン・ドロン等)や狂気を含んだインテリ(クリストファー・ウォーケン等)、もしくは饒舌な三枚目(「悟空の大冒険」の三蔵法師や「スターウォーズ」のC-3PO等)での野沢那智は大好きなのだが、二枚目半のタフガイ役(コブラや「ダイハード」のブルース・ウィリス等)は演技過剰な所が鼻についてクドく感じてしまうのだ。
松崎コブラは、演技力では野沢コブラには敵わないが、コブラのイメージにあった声質と軽妙な演技、それに野沢コブラにはないコブラの人間的な魅力も引き出していて、とても魅力的だった。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
忍者ブログ [PR]