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2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
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自衛隊で行われた特殊実験の失敗で、一部隊が戦国時代にタイムスリップしてしまった。
その影響で現代に異変が起こり始める。
現代の消滅を防ぐ為、過去にスリップしてしまった部隊を追って、二度目のタイムスリップが行われた。
果たして主人公達は現代の消滅を防ぐ事が出来るのだろうか。
……とまあ、こんな感じの導入部なんですが。

とりあえず、全体的に薄っぺらいです。こだわりという物が感じられません。
ミリタリー関係のこだわりが私には読み取れないせいかもしれませんが、中途半端なアニメ風の設定や台詞が邪魔して硬派な格好良さというのも全く感じられません。
平和ボケしている日本人を表現したかったのだろうとは思いますが、作戦中の自衛隊員たちの警戒心・緊張感の無さには呆れてしまいます。おまえら、それでもプロか。
そんな頼りない現代人が本物の刀を片手で軽々しく構えるのにはガッカリしました。
本物の刀の重さに戸惑う描写なんかを何で入れないのか。
時代劇と時間物なめてんじゃないよ。
そんな踏み込みの十歩ぐらい足りない描写&展開の連続で、日光江戸村のアトラクションなら笑って済ませるレベルの作品になっています。
ラストでにゃんまげでも出てきてくれれば、評価が上がったかもしれません。

なんで半村良の原作を使わずに改悪したのか分かりません。
これなら、志茂田景樹の「戦国の長嶋巨人軍」を映画化した方が100倍面白かった様な気がします。
とりあえず、原作・福井晴敏と監督・手塚昌明は、「クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」でも見て反省して欲しいです。

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