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2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
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世界各所に宇宙人の殺人マシーンが出現し大量虐殺を始め、主人公は子供達と逃げまどう。
ストーリーは簡単に言えばこれだけ。

破壊シーンの迫力、殺人マシーンの程良い巨大感と禍々しい美しさ。
大量の人の死を描き出す視線の非情さ。
非常に魅力的なビジュアルが次々と展開し、映像の迫力は申し分ない。
この辺り、さすがスピルバーグと唸らされる。

賛否両論のストーリーも私は非常に楽しめた。
これは、子供にあまり信頼されていないダメな父親が、絶望的な非常事態に、ただひたすら子供を守ろうとする姿を描いたストーリーだ。
だから、主人公である父親は子供を守るためなら、自己中心的にもなるしモラルに反する行動もとる。
そこを読み取れないで主人公にヒロイックな面を求めてしまうと、「ただ逃げまどってるだけ」とか「助けてくれた人にあんなことをするなんて酷い」とか言う勘違いした批評が出てくるのだ。
個人的には、ひたすら子供を守ろうとする姿は充分ヒロイックだと思ったが。

今まで、スピルバーグはごく初期の作品を除いてあまり好みに合わないと感じていたが、この作品には満足できた。

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