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2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
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連続した作品なので纏めて感想を。
第二次世界大戦前の日本や満州を舞台にした群像劇だが、主人公と言える人間がおらず、登場人物の誰にも物語的結末が用意されていない。
重要かと思われた人物も特に理由もなく物語から姿を消していく。
登場人物たちも登場しなかった人物たちも全て、目の前に迫った泥沼の戦争に呑み込まれていく事を暗示して終わるのだ。
上手く纏まった結末など戦争の前では無意味だという事だろうか。
この映画の主人公は戦争そのものだという事なのかも知れない。
戦争の怖さ、虚しさ、それは良く伝わる。
しかし映画としてはいささか退屈だった。
登場人物たちはどれもキャラが立っていて面白かったが。

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