忍者ブログ
2024/05
「秋山草堂・映画の部屋」は、映画作品に関する秋山の極私的感想のコーナーです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
P R
[117] [118] [116] [115] [114] [113] [111] [112] [110] [109] [108]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2003年製作、マーク・ウォールバーグ主演のリメイク版。

教科書通りのハリウッド映画。
主人公側は少人数にして性格を描き分け、それぞれ何かのプロフェッショナルという役割を与えることで個性は出たが、それが魅力に繋がっていない。

復讐という個人的動機まで用意したのは、物語に深みを与えるための配慮だろうが、必要以上にウェットな心情描写が増えてしまい、テンポや爽快感が殺がれてしまっている。

序盤で、トレーラーや大型車との対比でミニの小ささを強調しているのは非常に良い感じだったが、肝心のクライマックスで小ささを生かしたカーアクションがあまり見られず残念。

主人公は手を汚さず、別の悪がラスボスに止めを刺すという展開にするための伏線の張り方は、本筋から浮いていて中途半端。

オリジナル版は雰囲気は良いが詰めの甘い映画だったが、このリメイク版は現代的にこねくり回してある割に面白味に欠ける映画だった。
要するに、オリジナル版はいかにもな昔のイギリス映画って感じで、リメイク版はいかにもなハリウッド映画って感じだったという訳で。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
忍者ブログ [PR]